PTC水中ヒーター

10月 22, 2020 12:09 pm Published by

ニクロム線水中ヒーターに代わる、火災の心配がないヒーター。

セラミック半導体に一定電圧を印加すると、ある温度まで抵抗値が一定で、それ以上になると急激に抵抗値が上昇し電流を制限します。 電圧を印加した瞬間は、抵抗値が低いため大きな電流が流れるので素早く水温を上昇させることが可能です。

PTC水中ヒーターとは、PTCサーミスタを発熱体に使用した液体加熱ヒーターです。 1992年に当社が特許登録した独自のヒーターで、’93発明展にて東京商工会議所会頭賞を受賞致しました。

火災の心配のない安心・安全のヒーター。

一方、それ自体がヒーターとサーモスタットを包括したような自動温度調節を行う低温度発熱体(PTCサーミスタ)なので、万が一、空焚きが生じた場合でも電流を自動的に制御し、表面温度が一定を超えることはありませんので、火災の心配がありません。
したがって、沸騰までが早く火災の心配のない安全な水中ヒーターというわけです。
UCANでは上記の特性を活かし、業界で唯一PTC水中ヒーターを組み込んだ蒸気加湿器製品を製造しております。
本来電気ヒーターでは困難とされていた蒸気加湿器の天井内への設置を可能にしました。(東京消防庁認可11千消予第84号 平成11年6月7日付)

4つの特長

安全性

空焚きすると自動的に電流が流れなくなるので、ヒーターの赤熱や着火の心配がありません。

高出力

初期突入電流は、定格電流値の約3倍です。すなわち、水中では瞬時に大きなパワーを得られるので、ニクロム線ヒーターに比べより早く沸騰させることができます。

断線なし

ニクロム線ヒーターのようにヒーターの断線やパンクといった故障がありません。

高耐久

発熱体がセラミックなので酸化せず、また表面温度が一定の低温ですのでニクロム線ヒーターに比べ長寿命です。

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This post was written by VietHoang